# 公立一貫中学だけの受検はコスパが悪い?受験をするかべきか…
子どもが中学受験をしたいと言い出しましたが、両親ともに不安定な収入ですので、ちょっと私立は無理。それなら、公立の中高一貫校を受検したら??と言ってしまったのが、その後1年半ほどの【泥沼】の始まりでした。
よく聞く話ですが、
「自分が受験をしたいと言ったから頑張りなさい」というロジックは、一般的な小学生には通用しません。
なぜなら、受験をしたいと言ってはみたものの、それがどんなに大変かは言った時には想像をしていないからです。うちの子どもは秋の中頃から、「こんなに大変だと思わなかった…」と少し情緒不安定になってきました。
じゃーやめたら?っと簡単に言えないのが、本当に泥沼なんです(泣
小6の秋頃には引き返せない親の気持ち
6年生の春から塾に入り、夏休みを過ぎるとたいそうな金額をすでに塾につぎ込んでいまして、親としては投資のお金をドブに捨てるような気持ちになってしまいます…。
受験を辞めるというのはなかなか決断が難しいところになります。子どもの様子が明らかにおかしかったら辞めるのですが、子どもの様子は中途半端。
100万単位のプロジェクトを簡単に中止にできるようなご家庭なら問題ないと思います。
でも、そんなご家庭なら公立一本では受験しませんよね…。
私は何度も、このお金があれば家族で沖縄旅行に行けたんだけどなぁ…なんて思ってしまっていました。
コロナ禍でどうせ行けないから…と自分を落ち着かせていました(笑
しかも成績が右肩上がりならまだ塾代を気持ち良く払えるのですが、我が子は右肩下がりの成績…。
私は何度もせめて塾をやめさせようかと、心の葛藤が生まれました。
なぜか合格してわかった、一貫校に受かる子とは…
そんなこんなで、ほぼほぼ落ちると思っていたのですが、奇跡的に合格。
冷静になって今考えると、あんな成績で合格してしまったという事は、安全圏にいた誰かが落ちてしまったのではないかなと感じています。
一貫校に進学をしてからのまわりの様子などを聞いても、全員が優秀というわけではなさそうです。小テストでひどい点数を取っている子もちらほらいるようです。
その辺りを総合すると、公立一貫校の入試はかなり運に左右をされているのではと感じています…。
一部のトップ層をのぞいては、お団子になっているゾーンは運で決まると思いました。
そしてその運頼みに100万ほどをつぎ込むのはかなりリスキーな投資なのではと思い至りました。
偏差値70以上のトップ層まで突き抜けている子は運に頼らずに合格いただけると思います。
目標を合格に持っていかないならアリです!
志望校に合格をするかどうかの視点ではコスパが悪いのですが、学力アップの視点から見るとコスパがそれほど悪いとも思いませんでした。
右肩下がりの我が子でもかなり勉強をしていましたので、全く受験勉強をしていない子とは1年間でかなりの差がついたと思います。中学生に上がる準備だと思えば、塾通いも悪くなかったと今は思います。
私立は何校もレベル別に受験ができるので、私立の勉強をしている子はほぼほぼ公立には行きません。
ですので、一年間ガチで勉強をしていた我が子が近くの公立に行っていても、勉強面ではかなり有利になっていたように思えます。
志望校に合格させるだけの塾通いは親の精神的にもコスパが悪くてオススメしませんが、たとえ落ちても確かな学力はつきますので、子どもを目標に向かって猛勉強をさせるためのお金だと思えるなら、得るものも大きいのでオススメです。
都立中高一貫校に通う子どもがいます。ワードプレスの勉強がてら、大変だった中受の1年半を振り返っています。 趣味はワードプレステーマの自作。コーディングもしています。
●中学受験を振りかえって
●小6の1年間
●5年生までにしていて良かった事
●公立中学受験対策マニュアル
●都立中高一貫校の生活・勉強